営業部の田中です
早いもので今年も2月になりましたね
・・・時間の流れ早くないですか?
こちらとしては、まだ2週間しか経ってない感覚なんですけど
”社内ブログを始めよう!”って段階では、
「2ヶ月も時間があるならブログ記事の更新なんて余裕っしょ、バッチこいやぁぁぁ!!」
とか思ってたんですけど、パソコンと向かい合ってこのブログを書いている今、
書くネタが思い浮かばなさすぎて泣きそうです。というか頭真っ白。もう帰りたい。
いや、「休日にどこどこ行ってきた~!キャピキャピ!」
って記事ならいくらでも量産(ねつ造)できる自信があるんですけどね
でも、わざわざ山添ブログを見に来て頂いている方々にそんな女子高生の日記みたいなの見せても、、、
やっぱり印刷に関係した、少しでも皆さんのお役に立てるような記事を書かなければっ!
という使命感のもと、スタッフみんなで山添ブログを書いているんです
(他のスタッフが良い記事書きすぎて、ちょっと負い目を感じてるのもあり)
なので、今日はちょっとお役立ち情報を書きたいと思いますっ
【DICカラーガイドとは】
みなさんDICカラーガイドってご存知ですか?
1967年から出版され、印刷会社やデザイナーなどの間で色の指定や色合わせに利用される代表的な色見本帳である。
DICカラーや、単にDICとも呼ばれる。 wikipediaより引用
印刷業界だけでなく、グラフィック、インテリア、服飾、色彩教育関係者など
幅広い分野で活用されているので、知ってるよ!って方は多いかもしれません
ざっくり説明をいたしますと、
特色を使って印刷する時に、デザイナーさんや印刷の営業、現場とで色のイメージの差異が出ないようにするためにこのDICカラーガイドと呼ばれる色見本帳を使用します
【特色とは】
印刷物において基本となる4色のインキ(以下:プロセスカラー)の掛け合わせでは再現出来ない色味を表現するために、
あらかじめ調合(調色)されたインクのこと
昔は印刷の職人がインキを練って調色していましたが、最近では自動の調色機もあります
また、特色を使う事でプロセスカラーでの印刷に比べ、印刷コストを抑えることも可能です。
例えば、キンアカ(赤)という色を印刷したいとき、
プロセスカラーの場合、”マゼンタとイエロー”の2色を使用しなければいけません。
それに伴い、版代および通し代も2色分の費用が掛かってしまいます
しかし、特色の場合はすでにインキを練っているため、1色分の版代と通し代で済みます
***
ちょっと話がそれてしまいました。
そのDICカラーガイドにはフランスや中国の伝統色といった様々な種類があるんですが、
その中から今回は日本の伝統色について紹介したいと思います
DICカラーガイド~日本の伝統色~
DICカラーガイド 日本の伝統色とは、その名の通り
日本に古来より伝わり、現代にいたるまで深く生活の中に息づいている色
をDICカラーガイド化したものです
いったいどんな色があるのでしょうか
青文字で記載しているのはDICカラーガイドに記載されている色の説明です
桜色(さくらいろ)DIC-N704
桜の花のようなうすいピンク。
伝統色名にはこれと似た色に一斤染(いっこんぞめ)という名がある。
紅花一斤で絹一匹を染めた紅染めのうすい色をいう。
THE・日本の伝統色って感じの色ですね。
くっきり鮮やかな色味ではなくて、ほのかに色づいているような色味です
それがまた奥ゆかしく感じ、いつまでも飽きがこない素敵な色
女性が頬をさくら色に染めながら、照れ笑いしてる姿とか最高ですよねぇぇぇ
飴色(あめいろ)DIC-N739
透明感のある飴のような色をいう。
銅の色のカッパ―という色名もこれに近い。
よく料理とかで「たまねぎを飴色になるまで炒めてください」って聞くアレです
こんなのも日本の伝統色だったんだ!?とちょっと意外に思ったのは自分だけでしょうか・・・
抹茶色(まっちゃいろ)DIC-N838
茶道で用いる抹茶のようなやわらかな感じの黄緑をいう。
ソフト感覚が流行するときにはこの色も出てくる。
これも桜色と同じく、日本らしい色味ですね!
でも、本格的な抹茶って甘そうな見た目の割に、
思わず顔のパーツが中心に集まりそうなぐらい苦くないですか?自分だけ・・・?
山吹色(やまぶきいろ)DIC-N793
山吹の花の色からきた色名。
太田道灌の「山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」の言葉は残っているが、
今は山吹の花もあまり見られない。
この名はクレヨン、パスなどの色に残っているだけである。
時代劇で悪代官が「おぬしも悪よのおぅ」っていう時に、あるもの(お金)を比喩するときに使われるやつ
これって中身が本当に山吹色のお菓子だったとき、悪代官はどんな反応するんだろうか
自分だったら「・・・か~ら~の!?」を連発して越後屋を困らせてしまうかもしれない
香色(こういろ)DIC-N783
丁字(ちょうじ)の木の煎汁で染めた色を香色と名付けたのは、
丁字の香りを想ってのことか、またはほんのりと赤みの匂うことを言ったのであろうか、
アイディアに富んだすばらしい命名である。
どの色にしようかな~とガイドの目次を見ていたときに、ふと目についたのがこの色の名前だったんですけど
これめっちゃ名前のセンス良いやん!!
って思って見ると、カラーガイドの編集者(?)もネーミングセンスを絶賛してたっていう
他の色ではあまり主観が入っていないあっさりとした説明文が多いだけにちょっと笑ってしまった
覗色(のぞきいろ)DIC-N995
藍染のもっとも淡い色で、藍瓶(あいがめ)をのぞいた程度に
ちょっと染めたという意味からきた色名である。
瓶覗色(かめのぞきいろ)ともいう。
落ち着きのある、淡い藍色ですね
もうちょっとショッキングな色を期待してたので、星ひとつっ!!
まとめ
いかがでしたでしょうか
私が紹介したものはごく一部なのですが、
日本の伝統色は植物や草花・動物など自然の中に存在する色が大部分を占めており、
古来から、日本人は移りゆく季節・自然などを繊細な感性で観察していたんだなぁ、とあらためて実感しました
DICカラーガイドを販売している
”DICグラフィックス株式会社のホームページ”では、
デジタルカラーガイドなるものを無料でスマートフォンアプリとして提供されています。
特色を調色するときの配合表になってくれることはもちろん、
撮った写真を読み込むと、”この部分の色味はDICカラーでいうと○○番です”と教えてくれる
ハイテクな機能があったりするので、撮った写真の中にお気に入りの色味があった場合、
これを使って”自分の好きな色はDICの○○番!”
みたいに自分の好きな色の番号を知っておくのも面白いかもしれませんね
もし、”モニターじゃイヤ!” って方は実際のDICカラーガイドを
YAMAZOEに見に来ていただいても大丈夫ですよ!
今回はここまでっ!!!