営業部Fatの不意をつくご馳走サムネイル！
おなかぺこぺこの方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。
おっとっと、とってもお久しぶりです！てんちょです。
前回のてんちょブログから半年以上、なんやかんやお引越しがありまして、京都府民に戻りました。
10年近く住んだ大阪も大好きですが、生まれ育った場所はやっぱり安心感があります。
そんな安心フル充電のてんちょから皆さまにも、安心をお裾分けするべく、今回はこんなお話です。
お役立ち！活版印刷トライアル！vol.2 ～文字サイズとか線幅とか編～
活版って文字が潰れたりするって聞くけど、この文字サイズだったら印刷しても大丈夫…？
とってもご不安そうなお電話やメールをいただきます。
活版名刺ドットコムでは文字サイズ5pt以上・線幅0.25pt以上でデータの作成をお願いしています。
それを下回ると文字が欠けたり、線がびびってしまうことがあるからです。
また、製版の都合上、版が厚くなり、印圧をかけると印刷物に汚れが出てしまいます。
それを回避するため、弱い印圧で印刷すると凹みが出にくくなるという、
凹みが欲しくて活版にしたのに～～！という悲しき弊害が起こります。
悲しき事故を起こさないために、てんちょ、ご用意いたしました。
さあ、こちらをご覧ください。
比較的小さいサイズでも製版可能なゴシック英文タイプを使用しています。
このデータは文字サイズは2.5pt～25pt、線幅は0.5pt～5ptで作ってます。
えっ2.5pt！はたして読めるのでしょうか。
さあて、実際に印刷してみましょう！
スノーブルに印刷
スノーブルは微塗工紙のため、金銀は少し光沢が感じられます。
2.5ptの文字も太っていますが、何とか印刷されています。
英字だとギリギリ出てくれますね。
さすがはスノーブル先生です。
小さい文字を出すためにインキ絞ったり・圧を弱めたり、弱めすぎると大きい文字がかすれてきたり…。
印刷工の努力が感じられます。
特Aクッションに印刷
2.5ptの文字がこちらは潰れちゃってます
「TAMAIOE?」分かるから読めるって感じですね。
他は特に問題なく、すっきりと印刷されています。
特Ａクッションでもほんとに若干ですが、銀の光沢があります。
ケンラン/ディープブラックに印刷
読めない～！
読めないんですが、一応きれいに印刷されています。
あ、ルーペどうぞ。
音だと例えにくいんですが、この紙はヌトットゥルっとしてるんで、インキの乗りはいいのです。
余談ですが、空押しをされるなら、メジウム（透明インキ）を乗せたると文字が少し読みやすくなり、空押しより凹みがはっきり見えておすすめです。
あれ？前にも言ってました？（押しが強い・・！活版だけに・・！）
他にもお見せできるものが！
活版名刺ドットコムで配布している用紙サンプルにこんなのがあります。
下部の用紙名の上の線の幅は0.25pt、その上の用紙説明の文字は5pt、その文字の線幅は0.25pt
です。
条件を満たしていれば問題なく、きれいに印刷されています。
さいごに
活版名刺ドットコムで定めている線幅・サイズを下回るものの印刷も不可能ではありませんが、
喜んでいただける、美しいものを納品したいと思っております。
ご紹介したものが少しでもデータ作成のお役に立てれば、幸い中の幸いでございます！
今回もてんちょにお付き合いくださり、ありがとうございます。
それではまた次回～。
おしまい
活版のオンラインサービス
活版名刺ドットコム