チップボールとモンテルキアで世界観を演出

大阪・南堀江のオノエファニチャー様からカタログの印刷依頼をいただきました。
クライアントのオノエ様が、スタイリストの石橋氏・デザイナーの掘氏とご一緒に来られ印刷加工と紙について打ち合わせをしました。

表紙のリクエストはグレーのボード紙。
グレーのボード紙といえば「GAボードFS（グレー）」のような特殊紙か、ホッチキス箱や台紙によく使われるボール板紙。
今回は後者にあたる、「チップボール」をご提案。
チップボールでも色合いや硬さ、質感がメーカーによって微妙に違いがあります。
他と比較して、柔らかくて質感を感じる「チップボールα」に決定しました。

本文のリクエストは「コットン紙」。
ラフ過ぎず、白過ぎず、温かみのある「モンテルキア」をご提案。
発色のいいアート、マットコート紙のような塗工紙と違い、非塗工紙であるモンテルキアは
インキが落ち着き、表面のざらつきが印刷にも表情が出ます。

一見シンプルでありながら、さりげない遊び心が見える商品とデザインを、印刷と紙で表現しました。

ご要望を直接聞き、いろんな紙を実際に見ていただき、一緒に作ることで大変喜んでいただけました。

オノエファニチャー様は今年で95周年。
4月25日からは店舗を移転、オープンされます。
お店に行かれた際はぜひカタログを手にとってください。

オノエファニチャー堀江本店
https://www.onoe-furniture.co.jp/