古い印刷ロボ飼ってます。YAMAZOE PRINTING INC. 活版印刷 イロムラ印刷 デザインetc.

Blog
Print
2017年の振り返り

新しい「もの」に出会えるのは、何歳になっても楽しい。

7年近く活版・印刷業界に身を置いていればそれなりに知識量も増え、
知らない印刷手法・表現と出会う機会も減るのではないか…と思っていましたが、まったくもってそんなことはなく。

そういった懸念が浮かぶこと自体、まだまだ自分が未熟である証拠なんだなと、
寒さとともにひしひしと感じる今日この頃です。

・・・

営業部の田中です。

今年も残すところあとわずか。

毎年、1年の過ぎるスピードに驚いていますが、今年は特に猛スピードで駆け抜けるような1年でした。

さまざまなイベントに参加したり、大学生の前でプレゼンをしてみたり、人生初の海外(出張)に行ったりと
おかげさまで非常に充実した日々を過ごさせていただきました。

そんなこんなで時期的にも定番ですが、備忘録の意味もこめて、今年1年を振り返ってみたいと思います。

近畿大学との企業コラボ

Print

6月のブログにもその模様を書いておりますが、近畿大学 経営学部の学生さんと企業コラボを行いました。

【近畿大学×yamazoeのコラボプロジェクトがぼちぼち始まります!】
http://www.yamazoe-p.jp/news/2017-06-07-1362.html

マグロの完全養殖をはじめとした画期的な試みを立て続けに発表し、
実現していくたびにその名を世間に轟かせている近畿大学。

そんな破竹の勢いで進み続ける近畿大学の学生さんと商品を共同で企画開発をいたしました。

今回のコラボでは、
”活版印刷を使いつつ、新たな客層に興味を持ってもらえる紙雑貨”
をテーマに企画を進めておりました。

というのも、活版印刷のファン層は、デザイナーさんや印刷の知識を持っている人など、
クリエイター寄りの思想を持っている方々がこれまで目立っていたんですよね。

そんな中で、もっと一般層の人たち(10代の学生や主婦など)にも活版のファンになってもらえたら!
と以前から思っていたんです。

そして、数々の試行錯誤の末に出来た商品がこちらの「#デコりがみ」です!

deko

誰しも一度は折ったことがある「おりがみ」に活版印刷で凹みをつけ、見た目の可愛さはもちろん、
手触りでも楽しめる「おりがみ」。

SNS映えするデザインや色、「おりがみ」で作れるオシャレアイテム(ギフトラッピングやリボンなど)の折り方を
#(ハッシュタグ)を通じてSNSで共有するなど、イマドキ女子たちの要素を詰め込んでもらいました。

印刷業界以外の方と共同で何かを企画開発するのは初めてでしたが、
意外と自分が印刷業界にどっぷり浸かって、こり固まった考えになっていたんだと気づかされました。
(まだまだ柔軟な考えが出来ると思っていたのですが…)

活版WESTに参加!

名称未設定-1

10月に大阪で開催された活版印刷だけを扱ったイベント「活版WEST」に参加しました。

活版印刷のイベントって、いろいろな印刷技法などを紹介する展覧会の中の一部と小さい扱いであったり、
活版オンリーのイベントでも、そこまで大きな規模のものはあまりなかったんですよね。

そんな中、この「活版WEST」は西日本の各地から活版印刷に携わる人々が一挙に集まり、
活版関連の物販やトークショーなど、”活版フェス!”といった雰囲気で今までのとは一線を画するものでした。

正直、人集まるかな…と、期待と不安が半々だったんですが、
当日イベント会場に行ってみると開場時刻の30分前なのに長蛇の列が!!(しかも雨が降っていたのに!)

イベント中も常に人がとぎれない状況で、口がカラッカラになるほどしゃべり続けた記憶が…(笑)

活版印刷ってこんなにも老若男女多種多彩な人たちに好かれてたんだ!と
自分の認識がズレていたことに気付き始めたのはこのぐらいからでした。

他社さんのブースを見て回ると、コーヒー豆の出がらしから作られた紙でできた本の栞が販売されていて、
これがまためちゃくちゃカッコよくて↓

IMG_2123

”コーヒー豆の出がらしから紙をつくる”ってめちゃくちゃカッコいいじゃないですか?

そこに活版でカッコいい英文ががっつりとプレスされているわけです。

”カッコいい×カッコいい=めちゃくちゃカッコいい”

こんなにシンプルな掛け算なのに、自分の中からは生まれることのなかったアイディアに、
頭をガツンっ!と殴られたような衝撃が走ったのを鮮明に覚えています。

PAPER TRAVELER発売開始

top

数々の大手企業の広告を製作しているデザイン事務所「Three&co.」さんと共同で作り上げた”体験型印刷見本帳”。

下記のブログ記事でも紹介しております。

【THE PAPER TRAVELER】
http://www.yamazoe-p.jp/news/2017-11-09-1805.html

 

「ボキャブラリー」という言葉がありますが、
その人が知っている単語・表現の多様性や幅広さを指す言葉ですよね。

表現の幅という意味での「ボキャブラリー」においては、
日常的にデザインや広告、多方面に知識がある人ほど鍛えられ、富んでいくものだと思っています。

恥ずかしながら、職業柄、ほかの職種の方よりは僅かながら知見があるつもりだったんですが、
この本の出来上がりを見たとき、

 

あ、この本、マジぱねぇ。(ボキャが貧しい)

 

と感じました。

もう自分のおちょこ程度のボキャでは全然追いつかない。追いつける気配すらない。

1ページめくるごとに新鮮な気持ちになってました。

なんだかこのワクワクする感覚、懐かしいなーと思っていると、あれですね。

幼い頃に読んだ絵本のような新鮮さ、小学生の頃にしたちいさな冒険のワクワク感に似ているんですよね。

ちょっと大げさに表現しましたが、27歳にしてその感覚に近いものをまた味わうとは思ってもみませんでした。

 

 

 

そんなステキな本を買えるのはコチラから↓(唐突な宣伝)

https://www.kappanmeishi.com/goods_details/index/id/15/

1冊3000円と決して安くはないお値段ですが、値段分以上の価値はあると思っております!
(原価もえげつなく掛かっていますので何卒ご容赦を…(笑))

ご査収の程、よろしくお願いいたしますー!

POP UP ASIAに参加!

PUA_3

「POP UP ASIA」とは、アジア14ヶ国、108組のものづくりやクラフト、デザインによる生活工芸品を集めた、台湾で開催の展示会。

この「POP UP ASIA」は、昨年から開催されており、3日間の開催期間で来場者が約1万人と、現地で人気のあるイベントなんです。

そんな勢いのあるイベントに参加し、弊社は活版年賀状などの紙雑貨を販売しておりました。

第2回目の今年は昨年よりも多く、4日で1万7000人もの来場者でてんやわんや状態。

弊社のブースも、お昼ごはんを食べにいく間もなく、延々と接客をしなければいけないほど!

めちゃくちゃ忙しかった反面、めちゃくちゃ楽しかったです!

というか、台湾の人たちめっちゃ優しいんですよ。

一応、通訳さんはブースにいるんですが、通訳さんも手が離せない状況になることもしばしば。

そんな状況でも当然、お客さんからなにかしらの質問をされるわけです。

台湾語どころか英語もまともに喋れない状態で、なんとか意思疎通を出来ないかと苦戦していると、
近くにいた”別のお客さん(日本語が話せる現地の人)”が、
「この方はこの商品のここが気になっているみたいですよ~」
と、通訳してくれるではありませんか!

惚れてまうやろーーー!!!(その方は男性でしたが…)

他にも、「モモカンっ!(触って!)」と絶妙にヤバめの単語だけをお客さんに向かって叫んでいる私に対しても、
笑顔で反応してくださる方ばかりで(泣)

そして、なにより驚いたのが、商品の売れ行きが予想以上であったこと。

自分でいうのもなんですが、イベントで販売していた商品はどれも値段が安いとはいえないものばかり。

一番安い活版年賀状で80元(日本円で320円)、高いもので2200元(日本円で8800円)。

それに対して、台湾の一般的な初任給が27000元(日本円で約108000円)。

ざっくりと日本の初任給の半分くらいといったところでしょうか。

価格に対する考え方も、私たちの2倍の価格に感じてもおかしくないわけですよね?

とすると、年賀状1枚が640円!?超高いっ!

そんな考えがあり、興味は持ってもらえても、なかなか購入まではしてもらえないかな…と思ってました。

 

…いや、台湾の人、めちゃくちゃ買う。

手にとって商品をよく見る→値段を見る→ちょっと考える

→これください!(いくつも商品をもちながら)

のパターンが多かったです。

私からみても安くないものなのに、なんでこんなに買ってくれるんだろうかと、通訳の人に聞いてみると、

「台湾の人は、モノの価値をちゃんと見て買う人が多いからかな。」

とのこと。

そういえば昔、私も似たような言葉を聞いたことを思い出しました。

「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめておけ」

モノが溢れかえっている今の時代、考えさせられるフレーズじゃないでしょうか。

”良いと感じるモノを値段で迷うことなく判断できる”

なかなか出来そうで出来ないことを台湾の人たちは自然とやっておられるんだ、と心から尊敬しました。

 

書きたいことはまだまだたくさんあるのですが、キリがないのでここまでっ!

あと、台湾大好きになりました!またプライベートでいきたい!!

Twitterの中の人、はじめました。

twitte

弊社で運営している”活版名刺ドットコム”のTwitterアカウントを今年の12月から担当しております。

活版名刺ドットコム 公式アカウント

社内の活版印刷機の写真や、活版印刷に関するお役立ち情報などを更新しております。

個人でもTwitterをやっているので、ある程度の要領は分かっていたつもりでした。

しかし、これが企業のアカウントとなると、1ツイートにしても色々と考えてしまってめちゃくちゃ難しいんですよね…

フォロワーさんのタメになるような内容をツイートしなきゃ…
活版のレアな写真をアップしたら喜ばれるかな…
どうしたらフォロワーさんが増えるのか…

そんなわけで1ツイートの重み(勝手に感じてる)が個人でやっている時と全然違うんです。

その分、ツイートにイイネ!が1つ付くだけでも嬉しいですし、コメントをもらえるとめっちゃ嬉しい。

反面、反応があまりよろしくないとめちゃくちゃ凹むんです。

これからどんどんフォロワーのみなさまの琴線にかかるようなツイートを心掛け、精進していく所存でございます。

ぜひ、フォローの程、ご査収くださいますようお願い申し上げます。

めざせ!3000フォロワー!!!

まとめ

こうして振り返ってみると、あらためて「活版印刷」の盛り上がりを感じる1年でした。

活版の認知度が徐々に上がっているとは感じながらも、
”そろそろ活版印刷も飽きられるのでは…”
といった一過性の流行りモノのようなものをどこかで思っていました。

しかし、
活版WESTの盛況っぷり”
POP UP ASIAでのお客さんの反応の良さ”
Twitterを通じて感じた活版に興味を持っている人たちの多さ” を
この1年で見ているとそんな心配も吹っ飛んでいきました。

むしろ活版印刷はこれからドンドンいろんな人たちに知られていき、
愛される存在になっていくんだろうと肌でしっかりと感じることができました。

みなさまのおかげで今年1年を通じ、山添、そして私個人としても、また一皮むけたような気分でございます。

来年ももう一皮、二皮むけるよう邁進してまいります。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

・・・

話は少し変わりますが、現在、「活版名刺ドットコム」で販売している
「オリジナルデザイン活版年賀状」が大変嬉しい事にご好評を頂いております。

【下記のページから購入いただけます】

活版名刺ドットコム オリジナルデザイン活版年賀状 ←販売終了致しました。たくさんのご注文ありがとうございました!

活版オタク(MY活版印刷機(テキン)を2機も持っているほど!)の大友Dがデザインを手掛けているだけあり、
オシャレでハイセンスなデザインながらも、活版の魅力を余すことなく活かしたものばかりを揃えております。

すでに7種類のうちの2~3種類は在庫切れになりかけておりますので、
ご入用の方はお早めにご注文くださいねー!