2週間に一度スタッフと順に書いているブログを1カ月半も止めてしまった代表の野村です。。
最近何かと忙しくて、、
活版TOKYOに出品させていただいたり(商品の用意はてんちょが)
近大生とコラボ企画を進行していたり(営業田中がメイン担当)
次の展開の準備打ち合わせが業者さんとあって(ほぼ大友Dが進めてる)
毎週木曜はお勉強会で(最近行きだした)、、
今月は決算で、、、
休みは体のメンテでジムや何やと、、。
納期がある訳でもないし、誰かに怒られることも無いとはいえ、
みんなでやろうと言ったことなのに約束を破ってしまってます。
スタッフの皆ごめんなさい!
以後守りますのでお許しを〜〜!
ということでやっと本題へ
今回は弊社のオリジナルペーパーアイテム、「LETTER PRESS BOX」のご紹介です。
5年前、初めて手掛けたオリジナル商品で、とっても思い入れのある商品です。
最近、紙モノ好きなお客様にインスタで紹介してもらったことで、卸が出来ないかとか、
海外からも問い合わせや注文が殺到(?!)している人気モノです。
<Messege card>バージョン
アンティーク調の3種のデザインを活版印刷したメッセージカード。紙は厚いものを取り混ぜています。
たっぷり入っているので、惜しみなく使えます。
紺の箱は<Memo>バージョン
グリッド・ドット・罫線の3種の絵柄をオフセット印刷。紙はメモに適した薄手を使用。
こちらも中々無くならない程の量が入っていて私もガンガン使っています。
箱は活字をイメージしたモノグラム柄を活版印刷。
持つと活版の凹凸の感触があるので、使うたびにスリスリしてちょっと嬉しくなります。
このBOXは印刷の時に出る余り紙を捨てるのがもったいなくて、なんとかならないかと考えて作ったものです。
6年前にもfacebookで在庫がなんとかならないかと叫んでいますね。
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紙の収集業者さんに出せばリサイクルされますが、高い特殊紙をそのまま紙屑にするのはもったいない。
紙質も厚さもまちまちで、数やサイズも半端で使いようのない紙だけど、欲しい人もいるんじゃないか、
色々混ぜれば楽しく使ってもらえるんじゃないかと思い、印刷を加えカードやメモにして詰めました。
しかしこれが、
絵柄と紙を色々混ぜるのが想像以上に大変です。
印刷する時には厚さが変わると調整が必要なので、大きい紙サイズの時点では混ぜれません。
しかも紙を混ぜても印刷絵柄は同じところに刷られているので、さらに混ぜなくてはなりません。
仕上げをしてから1丁でひたすら混ぜ混ぜ、混ぜ混ぜ、、、。
・・・めちゃめちゃ時間がかかります。
手間と時間がかかる上に、在庫紙がもったいないから作ってる訳で、紙を買っては意味がなく、
常時沢山の在庫紙もないため大量生産が出来ません。
つい先日も卸の相談をいただきましたが事情をお話して丁重にお断りさせていただきました。
ご要望に応じられないもどかしさも感じつつですが、本来の想いを忘れず、
丁寧に、少しずつでも、長く作り続けていこうと思っています。
他にも、今弊社で取り組んでいることには、同じ考えを元にやっていることがあります。
ひとつは前にもご紹介した「シェアトムソン」。
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二度と使わない木型や、長らくリピートのないものを捨てるのがもったいない。
他の人に使ってもらってもいいよ、とかあるものでいいよ、って人がいるんじゃないかと思い準備しているサービスです。
こちらは皆様からの木型が集まらないと始められないのですが、まだ少ししか無い状況なのでトムソンを
ご利用の方はシェアにご協力いただけると嬉しいです。
山添のベースになっている活版印刷もそうです。
創業時から先代が長年使い残してきた、活字・機械・職人の技術を受け継ぎ大事に使っています。
活版で言うと、活版全盛期の頃から活躍してきた70代80代の方々が、色んな事情で毎年あちこちで廃業されています。
ずっと使ってきて、今も今日も動いていて、何十年と日々向かい合ってきた機械をスクラップにしてしまうのは残念だ、
もし使ってもらえるならと相談を受けることもあり、長年の想いと共に機械を引継がせていただくこともしばしばあります。
でも、もう機械を置くスペースが無くなってきました(笑)
そこで、そんな機械達や最近ではあまり使わなくなったアナログな機械達の住処となるべく、
展示やワークショップの出来るお店をすることにしました。
この場もまた、戦前の長屋を借りて、極力お金をかけずに極力あるものを使ってリノベーションをしています。
今秋10月オープン予定、現在絶賛工事中ですので、完成したら是非お越しください。
詳細はブログでまたいつか(笑)
最後までお付き合いありがとうございました〜