ITEM | 名刺・パッケージ(スリーブ) |
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SIZE | 名刺 W:55×H:91㎜ スリーブ W:119×H:119×D:50㎜ |
名刺 表面:活版印刷 1c 裏面:活版印刷2c スリーブ:活版印刷1c +空押し | |
PAPER | 名刺:仙貨紙 スリーブ:特Aクッション/白/0.6㎜ |
PROCESSING | 製箱/スリーブ箱 |
DESIGN | パッケージ(スリーブ):有限会社 山添 |
祇園に日本料理店を構える、隠れ家的名店「祇園 大渡」様より名刺の印刷と、
お店の人気のおみや「おじゃこ」のパッケージのデザインをご依頼いただきました。
〈活版名刺〉
名刺はこれまで使用されているものをオフセット印刷から活版印刷に変更。
表面の名前は、活字を用いての印刷。
活字特有の文字の美しさがセンターに配置された名前に立体感をつけ印象的な仕上がりに。
裏面も同じく活版印刷ですが、使用する版は印刷の仕上がりがシャープなマグネシウム版を使用。
表面に印刷圧が響かないように調整しながら印刷しました。
使用した紙は、活版の印刷圧をしっかりと表現してくれるしなやかな和紙「仙貨紙」を使用。
繊細な紙の手触りが名店の世界観を演出します。
〈パッケージ〉
お打ち合わせの際、クライアントである店主の気さくな人柄が印象的で、
パッケージデザインにもその人柄が出るようなデザインを心がけました。
今回は元々使われている「OJACO」のロゴマークを生かしながらのデザイン。
ロゴマークは桐箱に焼印として押されているので、パッケージ(スリーブ)にはあえて表記しない事を選択。
ロゴマークを配置しない代わりにアイキャッチとなるデフォルメした「おじゃこ」のシンボルを作りスリーブのセンターに配置することで、
お客さまに箱の中身を想像してもらうワクワク感を演出。
さらに印象的にする為、シンボルの周りに「大渡」の頭文字の「O」を活版印刷特有のインキを使わない印刷「空押し」を用いて大胆に凹みを付けました。
これにより余白部分に動きがつき、シンプルかつ小さなシンボルマークの存在が引き立つパッケージになりました。
また、パッケージに使用した紙は、しっかりとした厚みで耐久性も高く、
さらにはクッション性もあるので活版印刷の凹凸がしっかりと感じられる「特Aクッション」を使用。
商品の世界観を表現した事例もご参考ください。
「商品を引き立てる活版印刷のアクセサリー台紙」